Androidのキャッシュを削除する方法。一括キャッシュの削除やショートカットを教えます。
キャッシュについて調べている時は、何かAndroidで問題があるときですよね。
- Androidの容量が足りない
- アプリがキャッシュデータでエラーになる
本記事ではこちらの情報を提供します。
- キャッシュとは
- キャッシュは削除してよいのか
- キャッシュの削除方法
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もくじ
キャッシュとは
データを再利用可能な形で保存し、そのデータを再び使うことです。
キャッシュをすることで次のようなメリットがあります。
- 処理の高速化
- 通信データの軽減
例えば、ChromeのようなWebブラウザの場合、一度閲覧したページや画像などのデータをキャッシュします。再び同じページを見る場合、すべてのデータを再び取得するのではなくキャッシュしたデータを使ってデータの通信量を減らし、高速化します。
キャッシュがたまるとどうなるか
データ容量の大きい動画や音楽、漫画などのコンテンツを保存しないのであれば、キャッシュが問題になることは少ないです。
キャッシュが問題になる時はこちらです。
- キャッシュが異常なデータになった
- キャッシュとその他データで端末の容量を使い切りそう
キャッシュは再利用するデータですので、正しく使えることが前提です。しかし、キャッシュが不正な状態になってしまうと、それが原因でそのデータを使うアプリが正しく動作しなくなる可能性があります。
Android端末の容量が減りすぎると「処理の高速化」のメリットが失われ、逆に処理が遅くなります。また、何をするのにも容量不足でAndroid端末から警告が出るようになります。
キャッシュは削除して問題ないのか
キャッシュの仕組みからすれば、削除して問題ありません。
消えると困るデータは、キャッシュではなくアプリのデータとして別に管理されています。
ただし、キャッシュを削除するといつもより処理に時間がかかりますが、徐々に速度はもとに戻ります。
また、定期的にキャッシュを削除するような状態になるならば、SDカードにデータを移したり、不要なアプリ・データを消すなどの根本的な対応をしましょう。
キャッシュの削除
キャッシュの削除を行う時は、次の点に注意してください。
- できればキャッシュを削除する対象のアプリを停止すること
アプリが動作しているとキャッシュの書き込み・読み込みを行っている可能性があり、削除が原因でエラーが発生する可能性があるからです。
特にバックグラウンドで動作中のアプリに気をつけましょう。大事な処理をしていなければ気にしなくても良いです。
一括削除
すべてのアプリのキャッシュを削除します。
Android 8.0 未満
- 「設定」アプリを起動
- 「ストレージ(またはストレージとUSB)」を選択
- 「キャッシュデータ」を選択
- すべてのアプリのキャッシュデータを削除
Android 8.0 以降
一括でキャッシュが削除できる可能性は低いです。
Android 8.0からはストレージマネージャが追加され、不要なデータやアプリの削除をユーザーに確認することで頻繁に容量の確保を行うようになっています。
キャッシュデータを一括ですべて削除するという機能がありません。
端末によって異なる可能性があるので、次のあたりを確認してください。
- 「設定」アプリを起動
- 「ストレージ」を選択
- 「内部共有ストレージ」を選択
- 「空き容量の確保」や「空き容量を増やす」を選択
- 「キャッシュデータの削除」のような機能があるか確認
アプリ別の削除
アプリ別でキャッシュを削除します。
特定のアプリがデータを大量に使っていたり、うまく動かないケースはこちらの方法を使いましょう。
一括でキャッシュを削除したようにストレージ経由で個別アプリのキャッシュを削除します。
- 「設定」アプリを起動
- 「ストレージ(またはストレージとUSB)」を選択
- 「アプリ」「その他のアプリ」「ゲーム」などを選択
- 対象のアプリを選択
- 「キャッシュの削除」を選択
ストレージを経由せずにアプリからたどる場合は次のようになります。
- 「設定」アプリを起動
- 「アプリ」を選択
- 対象のアプリを選択
- 「キャッシュの削除」を選択
Android 8.0 以降
Android 8.0 からはアプリのショートカットからキャッシュを削除することができます。
アプリを探す手間が省けますね。
- アプリを長押しでショートカットを表示
- 「アプリ情報」を選択
- 「ストレージ」を選択
- 「キャッシュを削除」を選択