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Androidスマートフォンの音量を解説する(1)

   

「電車で大音量でアラームが鳴った」
「会議中に着信音が会議室に鳴り響いた」

こんにちは、Feeeeelogです。

こんなことが日常から減るように。
Androidのスマートフォンの音量の概要とハマりがちな音量の変更について解説します。

最初に断っておきますが、すべてのAndroidのバージョンの仕様を細かく調べたわけではないです。また、製品として販売するときに仕様変更を加えている可能性があります。実際の動作は、実機で確認してください。

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もくじ

Androidスマートフォンの音について

まずは、スマートフォンの音とは何ぞや!?ということを説明します。
Androidには複数の音量設定があり、その音量設定に従ってシステムやアプリが音量を決定します。

 

Androidの基本的な音の種類

スマートフォンやタブレットを含めたAndroidの基本的な音は6種類あります。

種類 音量 用途
メディア音 0-15 音楽の再生時の音量、動画の音量、ゲームの音量などに使われる。
アラーム音 0-7 アラームの音量。
着信音 0-7 着信時の音量。
通知音 0-7 通知の音量。メールやLINEなどの音量。
通話音 0-5 着信中の音量。
システム音 0-7 システムの音量。

これらの音量をアプリやシステムが使用します。
さらに、これらの音量は個別に設定できたり、ある音量が同一音量にまとめられたりして個別設定ができないような仕様がバージョンによって異なります。

スマートフォンのバージョン別の音の仕様

スマートフォンのバージョン別の音の仕様を説明します。これは、Androidのエミュレーターを使ったデフォルトの振る舞いをまとめたものです。
特にバージョンによって個別の設定が不可能になっている音量に注目してください。
製品によってはAndroidのOSに変更を加えて仕様が変わっている可能性があります。例えば、すべての音量を独立して設定できる機種も存在するなどの違いがある可能性にご注意ください。
このため、あなたのAndroidで実際に音量を変更することで動作を確認する必要があります。

Androidバージョン 音量の分類 補足
2.X メディア音
アラーム音
着信音
通知音
通話音
システム音
すべて独立して設定
3.X スマートフォンには存在しないバージョン タブレット専用バージョン
4.X メディア音
アラーム音
着信音/通知音
通話音
システム音
着信音と通知音を統合
5.X メディア音
アラーム音
着信音/通知音/システム音
通話音
着信音/通知音とシステム音を統合
6.0
7.X
8.X
メディア音
アラーム音
着信音/通知音/システム音
通話音
変更なし

スマートフォンのどの音量が連動していて個別に設定できないかを調べるためにはアプリをインストールして実際に音を変更して連動する音量があるかを確認してください。
こちらのアプリ「Volume Icon – 音量 in ステータスバー」で確認可能です。

これらの音量の仕様を踏まえて、次にどういう状況で音量設定がおかしくなるのかについて説明します。

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