親善試合「日本 vs ベルギー」感想 (日本時間 2017/10/15 4:30)
※ 後で更新予定です。
もくじ
日本 vs ベルギー
天候くもり・9度・湿度93%ベルギーブルージュでの試合です。今回はVAR(ビデオアシスタントレフリー)はありません。
ブラジル戦の開始直後は守備がうまくいっていましたが、VARによるPKの失点からで守備が機能しなかったこともあり今回の守備がどのようになるのかは注目です。
前半
長谷部がけがの影響でベンチスタートです。山口、井手口、長澤の3枚のユニットがどう機能するか注目です。浅野が先発なのは、3バックの裏と脇のスペースを狙うためでしょう。
エデンアザールがベンチ外です。けがの影響を考慮して休ませているのだと思います。
ベルギーはショートパスをつないで、組み立てて攻めてきます。ロングボールはほとんど使いません。
日本は奪ってカウンターするための守備をします。ブロックを作りつつ、前からサイドにボールが限定できたらハイプレスで奪うような動きをします。
ベルギーはブロックを作って守り、ハイプレスはかけてきません。
日本が右サイドから攻めるケースが多いのは、浅野のスピードで3バックの弱点をつくからでしょうか。サイドチェンジ
後半
後半は、ベルギーのロングパスが増えました。ショートパスに偏りすぎていたため、日本に読まれやすかったからでしょう。
ただ、強化試合なのでロングパスを少なくしてショートパスでつないで崩すということを徹底していただけかもしれません。
後ろからの組み立てにデブライネが加わるケースが増えました。前半よりも少し下がってヴィッツェルの横でボールをもらえる位置にいて日本のブロックの外でボールを回してパスを出します。ルカクも下がって縦パスを受ける動きが増えてベルギーペースです。
14分 OUT:メルテンス > IN:ミララス
17分 OUT:長澤 > IN:森岡
17分 OUT:デブライネ > IN:デンベレ
森岡に代えて、点を取りに行くメッセージでしょうか。
22分 OUT:浅野 > IN:久保
26分 ルカク GOAL 0-1
シャドリのドリブルから左足でファーサイドにふんわりとしたクロス→ルカクのヘディング。相変わらず日本はドリブルに弱いなと感じます。
28分 OUT:大迫 > IN:杉本
大迫は正直なところ物足りないです。フォワードとしての怖さがありません。
ベルギーのミスから杉本が決定的なチャンスを迎えてシュートを打つがミニョレにセーブされます。
32分 OUT:原口 > IN:乾
乾がいると期待感がでます。この時間帯にドリブルで崩せたり、簡単に奪われないのは助かります。
38分 OUT:ヴィッツェル > IN:デフール
38分 OUT:シャドリ > IN:ジョルダンルカク
40分 OUT:酒井宏 > IN:酒井高
アディショナルタイム3分でした。
あまり期待感のないアディショナルタイムでタイムアップです。
総括
0-1 で負けました。
ブラジル戦と比べると個人技で打開してくる選手が少なく、戦いやすいです。一人はがしてパスやドリブルでつっかけてくるような攻め方をされなければ守れるということでしょう。エデンアザールがいなかったのが、守りやすかったポイントに感じます。攻めに関しては物足りないというのが正直なところです。大迫のキープはやはりアジアに比べて強豪国との試合では十分にはできておらず、後方の攻め上がりを待てるというようなシーンがほとんどありません。カウンターで縦に早く攻めるということはできていました。点は入りませんでしたが、狙い通りの動きはできていたところもあったでしょう。
ルカクに1点取られましたが、好きなようにはやらせなかったです。ロングボールが少なければ高くて強い相手でもそれほど問題なく守れるのではないでしょうか。
山口の横パスが危ないのは何とかならないのでしょうか。事前の確認が足りないのか、技術がないのか、ミスではなく出すと危ないパスを2回出してしまっています。
ワールドカップ本番では、本気度が違いますので参考ですが、ドリブル、ロングボールやパワープレイが少なければ守備はある程度計算できそうです。
攻撃に関しては、個人能力とか連携とかは言わずもがなですが、メンバーチェンジやフォーメーションチェンジにオプションが欲しいです。